アップルパイやクッキーなど、シナモンが使われているスイーツはたくさんあるわけですが、スパイスの一種でもあるシナモンは何歳から食べても大丈夫なのでしょうか?
シナモンは独特の風味がアクセントとなり、スイーツには欠かせないアイテムのひとつとも言えます。
ですから市販のスイーツなどにもよく使われているわけですが、シナモンってスパイスの一種でもあるのであまり小さなお子さんには食べさせない方がいいのでは?とも思いますよね。
シナモンを食べたことによってなにかしらのアレルギー反応があるのかどうかも気になるところです。
ということで今回は、
・シナモンって何歳からなら食べても大丈夫なの?
・シナモンにはアレルギー成分は含まれているの?
・シナモンを子供に食べさせるときに注意すべき点ってあるの?
ということについてご紹介していきたいと思います。
シナモンは何歳から食べれる?
シナモンを食べさせてもいい時期に関しては明確に「○歳から!」という答えはないものの、目安としては早くても7~8ヶ月頃からという見解が示されています。
この時期というのは離乳食でいうと「モグモグ期」にあたり、赤ちゃん自信も食べられる食材の幅が大きく広がっていく時期となっています。
ですが、この段階では与えるシナモンの量はまだ少量に留めておいたほうがいいでしょう。
赤ちゃんのからだがシナモンに拒絶反応を示したときに、多量摂取していた場合健康を害してしまう危険性もあり得るからです。
比較的安心して食べさせられるようになるのは、離乳食が完了期に移行しているであろう1歳頃からになるかと思います。
それでも食べさせ方や量についてはまだまだ注意が必要です。
これについては後述したいと思います。
シナモンのアレルギー成分を分析
お子さんに初めての食べ物を与える際、アレルギー成分は含まれているのかどうかということは一番期にするポイントだと思います。
では、シナモンにはアレルギー成分はどのようなものが含まれているのでしょうか。
シナモンを食べたことで副作用やアレルギー反応を示すことがあるという大人も稀にいます。
その症状のひとつとして、肝疾患が挙げられます。
元々肝機能に問題がある人であれば悪化する危険性がありますし、それまで肝機能に問題が無かった人でもシナモンを食べたことをきっかけに突然異常をきたすようになるということもあるのです。
また、その他には皮膚炎を発症したりひどい場合にはアナフィラキシーショックを引き起こしてしまう危険性もあるのです。
大人でもこれだけのアレルギー反応を示してしまうことがあるのですから、からだの小さなお子さんに食べさせるのには少しリスクがありますよね。
これらのアレルギー反応を引き起こす原因となっているのが、仮性アレルゲンのサリチル酸だと言われています。
サリチル酸はシナモン以外にも、オレンジやブドウ、ミントなど数多くの食品に含まれているんです。
ですからこれでアレルギー反応を引き起こすということは極稀なことではあるのですが、シナモンを食べて万が一先述したような症状が出てしまった際はその後の摂取に気を付けた方がいいのかもしれません。
ちなみに、シナモンの独特な香りの成分となっている桂皮アルデヒドは妊婦が摂取すると胎児に悪影響を与えることもあるということで、妊娠中のシナモン摂取には注意が必要なんですよ。
シナモンを子供に食べさせる場合の注意点
シナモンを子供に食べさせるとき、注意すべきことは「与えすぎないこと」の一点に尽きます。
シナモンはスパイスの一種ですから、刺激物にあたります。
大人の私たちでも刺激物をたくさん摂取するとお腹を下してしまったりといった異常をきたしてしまうことがありますよね。
よりからだの小さい子供がそれを食べるということは、そういった負担が大きく掛かりやすいということになります。
また、多量摂取すると先に挙げたようなアレルギー反応が出てしまったときに命に関わるような事態に陥ってしまう危険性も高まります。
ですから、シナモンを含む食べ物を与える際には、食べさせる量に十分に注意するようにしましょうね。
【まとめ】シナモンはなるべく1歳を越えてから食べさせるように!
シナモンを食べることでアナフィラキシーショックを引き起こしてしまう危険性があるとは知りませんでした。
実は子供にとって危険性のある食べ物だったんですね。
・シナモンを食べさせてもいいのは早くても7~8ヶ月頃から!
・シナモンには肝疾患を引き起こしたり皮膚炎を発症したりといったアレルギー反応が出る危険性もある
・子供にシナモンを食べさせる際は、与えすぎないように注意する必要がある
子供だけでなく、大人の私たちもシナモンの食べ過ぎには注意した方が良さそうですね。