滋養強壮にいいとされる栄養満点なうなぎですが、子供には何歳くらいから食べさせてもいいものなのでしょうか?
うなぎってうな丼で食べることが多いと思うのですが、タレが甘いこともあって魚嫌いな子供でもあれなら好んで食べてくれそうですよね。
ですが、うなぎは小骨が多いので子供には食べさせにくいというデメリットもあります。
一体何歳からなら問題なく食べさせることができるのでしょうか。
ということで今回は、
・子供は何歳くらいからならうなぎを食べられるようになるの?
・子供にうなぎを食べさせても骨が喉に詰まったりしないの?
・子供にうなぎを食べさせるときのコツってあるの?
ということについてご紹介していきたいと思います。
うなぎは何歳から食べれる?
A.2歳くらいからが目安
白身魚なら離乳食を始めて早い段階で食べさせ始められますし、子育て中の方ならほとんどの方はそのことは認識されているのではないでしょうか。
ですが、うなぎって何歳くらいから食べさせていいものかあまり聞いたことがないですよね。
ですが、一部の育児サイトや育児書などにはうなぎを食べさせてもいい年齢というのが表記されているようで、大体2歳くらいからなら食べさせても大丈夫とのことでした。
早ければ1歳半くらいからでも食べさせて問題は無さそうなのですが、あまり早くに食べさせると都合が悪いこともあるようです。
と言うのも、うなぎは脂肪分を多く含む食材だからです。
言わずもがな、子供が脂っこいものを食べるのはあまり好ましくありません。
白身魚の脂質が8gほどであるのに対して、うなぎ(蒲焼き)は21gもあるのです。
その差は倍以上です。
ですから離乳食にはもちろん向いていないですし、離乳食が完了したからといってまだまだ薄味なものを食べている間の1歳頃ではうなぎを食べさせるのは早いです。
大人と同じくらいの味付けのものか食べられるようになる2歳くらいからなら、うなぎを食べさせても問題ないでしょう。
また、うなきを食べるときの味付けは大体甘いタレをかけて食べると思うのですが、子供からすれば大分味が濃いので消化器に負担をかけることとなります。
ですから、大分消化器管が発達してくる頃であろう2歳になるまではあまり食べさせない方がいいのです。
うなぎの骨が喉に詰まったりはしないの?
もうひとつ、2歳になるまでうなぎを食べさせない方がいい理由にうなぎの骨の問題があります。
大人の私たちでも、うなぎを食べているとごく稀にうなぎの骨が喉に詰まることがありますよね。
子供なら尚更です。
あまり咀嚼せずに食べ物を丸飲み状態にしてしまうという子が多いです。
これには歯の生え揃い方も大きく関係しており、歯が大体生え揃ってくる頃には大分改善されてくるものです。
ですから、うなぎを食べるときに十分咀嚼せずに飲み込めば当たり前ですが骨が喉に詰まるリスクは非常に高いというわけなんです。
2歳くらいになると大体の子が歯も生え揃ってくるので、そうなれば咀嚼も上手くなってきますしうなぎの骨が喉に詰まるというリスクは大分軽減されるでしょう。
うなぎを子供に食べさせる場合のコツ
では、子供にうなぎを食べさせるときはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。
うなぎを食べさせるときの一番の心配事が、先述したうなぎの骨のことだと思います。
ですから、子供にうなぎを食べさせるときは事前に可能な限りの骨を取り除くようにしてみてください。
また、うなぎの皮はぶよぶよとしていて噛み切りにくく食べにくいです。
ですから、一口で食べられるサイズにあらかじめ切っておいてあげるか皮自体を取り除いてあげるかしてください。
そして味付けについてですが、タレを付けて食べさせるのであれば薄めに作るなどの工夫をしてみてください。
大人と一緒の味付けでは、子供にとっては高カロリーになってじいますからね。
これらの工夫をしていれば、問題なく子供にもうなぎを食べさせてあげられるのではないでしょうか。
【まとめ】子供がうなぎを食べられるようになるのは2歳を過ぎてから!
うなぎは栄養価が高い食べ物なので、土用の丑の日なんかにはせっかくだから家族みんなで食べたいと思いますよね。
・子供がうなぎを食べられるようになるのは大体2歳頃から
・うなぎには骨があるので、歯が生え揃う前の段階の年齢で食べると骨を喉につまらせてしまう危険性がある
・子供にうなぎを食べさせるときは、あらかじめ骨を取り除いたり薄味にしてあげるなどの工夫をした方がいい
2歳を過ぎていれば親の工夫次第で美味しく楽しく食べられますので、食べさせ方には注意してみてくださいね。