コーヒーは子供は何歳くらいになったら飲ませても良くなるものなのでしょうか?
コーヒーと言えばカフェインが含まれる飲み物として広く知られており、それと同時に子供にはあまり飲ませるべきではない飲み物であるということでも認識されていますよね。
ですが、子供に自我が芽生えてくると徐々に大人の真似事をしたがるようになるもので、私たちがコーヒーを飲んでいると飲みたがったりすることもあります。
ですが、カフェインのこともあるから少量であっても子供にコーヒーを飲ませるのを少しためらってしまいます。
いつからなら子供にコーヒーを飲ませてもいいのでしょう。
ということで今回は、
・子供にはいつくらいからならコーヒーを飲ませてもよくなるの?
・コーヒーに含まれるカフェインは子供には大丈夫なの?
・子供にコーヒーを飲ませるときに気を付けるべきこととは?
ということについてご紹介していきたいと思います。
目次
コーヒーは子供にいつから飲ませる?
A.できれば10歳以降から
カフェインを含んでいる飲み物のなかでも特にその含有量が多いコーヒーですが、子供には何歳くらいになったら飲ませてもよくなるものなのでしょうか?
カフェインを摂取するということは子供にとっていろんな面で良くないということは周知の事実ですが、コーヒーのようなカフェインを含む飲み物を飲んでもよくなる年齢については明確に定められているというわけではありません。
ちなみに、幼児期まではカフェインは極力摂取させない方がいいということが言われており、与えるにしても早くても10歳以降になってからにしたほうがいいということも言われています。
ですが、これはあくまでも目安に過ぎません。
もちろん、10歳を過ぎたからと言ってわざわざコーヒーを飲ませる必要はありません。
幼い時期(特に3歳以下)でカフェインを多量に摂取することで、脳の発達を邪魔してしまう危険性があるということが指摘されています。
ですから、子供がコーヒーを欲しがらないのであればわざわざ飲ませる必要もありません。
コーヒーのカフェインは子供に大丈夫?
では、コーヒーに含まれるカフェインは子供にとって大丈夫なものなのでしょうか。
飲み物によって含まれるカフェインの量は多少変わってくるのですが、コーヒーの場合は60mg(/100g)のカフェインが含まれています。
ちなみに、他のカフェインを含む飲み物でいうと
・玉露茶…160mg(/100g)
・紅茶…30mg(/100g)
・ほうじ茶…20mg(/100g)
というふうになっています。
ですが、コーヒーに含まれているカフェイン量の60mgというのは子供にとってどのくらいの量なのかということがイマイチぴんとこないかもしれませんね。
4~6歳くらいの子供は一日に45mgまで、7~9歳くらいの子供は一日に62.5mgまで、10~12歳くらいの子供は一日に85mgまでの摂取が目安とされています。
つまり、4歳以降で紅茶を飲ませるのであればコップ半分程度にとどめておいた方がいいということが分かりますよね。
7歳以降になってようやくコップ一杯程度のコーヒーが飲めるようになるということです。
コーヒーを子供に飲ませる場合の注意点
では、コーヒーを子供に飲ませるときにどんなことに注意すればいいのでしょうか。
飲ませる時間に注意しよう
カフェインを含むコーヒーを飲むと、覚醒してしまう作用があります。
大人であればその効果は2時間半~4時間半続くのですが、からだの小さな子供の場合は6~8時間続くとされています。
ですから、子供にコーヒーを飲ませるにしても普段寝かせている時間の8時間前までには飲ませるようにしましょう。
コーヒーの飲みすぎに注意しよう
そして、コーヒーに含まれるカフェイン量をご紹介したときにも述べたように、飲ませ過ぎには注意してください。
カフェインを摂取しすぎると下痢や嘔吐の症状を引き起こしてしまう危険性があるからです。
多量に摂取していなくても、胃腸が大人ほど発達していない子供だとそのような症状が表れる可能性があります。
もしコーヒーを飲むことでそのような症状が出やすいようであれば、コーヒーを飲ませること自体を控えた方がいいのかもしれません。
【まとめ】コーヒー一杯を飲ませても良くなるのは7歳以降から!
コーヒーには特にカフェインが多く含まれていますから、飲ませる量については十分な注意が必要です。
・子供がコーヒー一杯を飲めるようになるのは、カフェインの含有量のことを考えると7歳以降から
・コーヒーを飲んでも良くなる目安の年齢は10歳以降とも言われている
・コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があるため、寝る8時間前までに飲ませるようにしたほうがいい
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