サラダを美味しく食べるためにかけるドレッシングですが、子供には何歳くらいになったら使ってもよくなるものなのでしょうか?
野菜が嫌いな子供は多いわけで、その子供たちにサラダを食べさせるのはなかなかの至難の業です。
ですが、お父さんお母さんの心境としては栄養をたっぷり摂れるサラダはどんな手を使ってでも食べてもらいたいものですよね。
ドレッシングなら味を変えることもできるので子供もサラダを食べてくれるようになりそうですが、ドレッシングって子供にはいつくらいから与えても良くなるのでしょう。
ということで今回は、
・ドレッシングは子供に何歳くらいから与えてもよくなるものなの?
・ドレッシングの塩分は子供には大丈夫なの?
・ドレッシングを子供に与えるとき、どんなことに注意すればいいの?
ということについてご紹介していきたいと思います。
ドレッシングは子供に何歳から?
A.目安は早くても1歳半から
子供に野菜を食べてもらいたいがために、サラダにドレッシングをかけようかと考えるお父さんお母さんは多いはず。
ですが、様々な理由からドレッシングを子供に与えるのに抵抗があると感じる方も多いでしょう。
実際、子供にドレッシングは何歳くらいからなら与えてもいいものなのかよく分からないと思います。
これについては明確な答えはありません。
ですが、少なくとも離乳食の完了期になるまでは与えない方がいいでしょう。
そしてネットやSNSでの意見を見てみると、早くても1歳半、遅い人だと3歳になってもまだドレッシングを子供に与えていないという人もたくさんいるようでした。
1歳半という年齢は離乳食が完了して徐々に大人と同じような食事をとるようになる頃です。
ですから、薄味寄りとは言え離乳食よりも大人に近いものを食べるようになるので、そのタイミングでドレッシングを与え始めるという人が多いようなんです。
ですが、これはあくまでも参考意見に過ぎません。
ドレッシングを与え始める年齢については、子供の成長過程や環境を鑑みながら決めていけばいいと思います。
ドレッシングの塩分は子供に大丈夫?
ドレッシングにはそれなりの量の塩分が含まれているので、そういった点から子供にドレッシングを与えることに対して抵抗があるという方も多いのではないでしょうか。
例えば、代表的なドレッシングに含まれる塩分量(大さじ1杯あたり)は、
・フレンチドレッシング…0.45g
・サウザンアイランドドレッシング…0.53g
・和風ドレッシング…1.84g
というふうになっています。
一見ヘルシーそうに感じる和風ドレッシングが、実は一番多く塩分を含んでいるのです。
これだけで見ればさほど多い塩分量には感じませんが、子供は当然普段の食事やおやつの中からも塩分を摂取しています。
ですから、ドレッシングだけからこれだけの塩分を摂取するというのは多いということが言えます。
ちなみに、子供の一日の塩分の目標摂取量は以下の通りです。
・1~2歳…男子:3.0g 女子:3.5g
・3~5歳…男子:4.0g 女子:4.5g
この基準でいくとドレッシングの塩分はやはり子供にはちょっと多すぎると感じますね。
ドレッシングを子供に使う場合の注意点
では、ドレッシングを子供に与えるときにはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。
それは、ドレッシングを使う量や頻度には注意するということです。
ドレッシングを一度にたくさん使うと塩分の摂りすぎということが気になるということ以外にも、影響があるのです。
というのも、一度にたくさん使ってサラダが「ドレッシング味」になってしまうと野菜を素材の味だけでは食べてくれなくなってしまう可能性が懸念されます。
それは良くないですよね。
ですから、ドレッシングをかける量には十分注意し、ドレッシングを与える頻度もなるべく少なくするようにしましょう。
例えばドレッシングを薄めてサラダにかけるという方法でもいいと思いますよ!
【まとめ】ドレッシングは与える必要がなければ、遅ければ遅い方がいい!
子供がサラダを食べたがらないとついついドレッシングをかけてあげたくなりますが、塩分の摂りすぎなどの観点から考えるとあまり与えたくないというのも本音ではないでしょうか。
・一般的にはドレッシングは1歳半以降になってから与えるようにしているという声が多く見られた
・ドレッシングに含まれる塩分の量は多いので、与えすぎには注意が必要
・ドレッシングを与えすぎると野菜を素材そのまはまで食べなくなってしまうので、与える量や頻度には注意が必要
子供が野菜をそのままでも食べてくれるのであれば、なるべくドレッシングは与えなくてもいいということですね。