春になると山菜がスーパーや産直に並びます。
私はド田舎くらしなので、買うよりは採るか貰うことが多いです。
ド田舎で春には山菜で溢れる我が家。
大人2人に子ども4人なので、子どもにも山菜を食べてもらっているのですが、某知恵袋では「〇歳なんてまだ早い!!」と書いてあったりも。
正直田舎すぎて山菜が当たり前だったので、考えたこともなかったのですが、何歳から食べさせて良いのか?
また子供に与える場合の注意点を調べてみました。
目次
山菜は何歳から食べれる?
A.早くて離乳食完了時期の1歳半から、普通に食べるなら3歳くらい
山菜といっても種類は豊富です。
あれは何歳、これは何歳からと決めるのは困難です。
仲良くさせてもらっている市の保健センターの栄養士さんに聞いてみました!
「あく抜きをした山菜で、しっかり加熱調理したものであれば離乳食完了期ころから食べられますよ!」とのことでした。
私のように田舎暮らしで山菜が簡単に手に入る、三世代家族で住んでいる家庭では当たり前に食べているお子さんも多いと思います。
でも、栄養士は「山菜になじみがないお家だったらに三歳くらいがいいけどね!山菜なだけに(笑)」とオヤジギャグまで・・・。
早くて離乳食完了時期の1歳半から、普通に食べるなら3歳くらいのようです。
山菜を子供に与える場合の注意点
山菜を与える場合、注意しなければならないことがあります。
普通の野菜とは違います。
スーパーで売っているフキやたけのこは既に下処理されたものなのでそのまま使えますが、産直や自分で採ってきたほどんどはそのままでは食べられません。
本当に山菜!?
産直で売られているものは「山のスペシャリスト」が採ってきたものなので大丈夫ですが、貰いものや自分で採ってきたものは本当に山菜なのか・・・
よく春先になると、「山菜と間違って食べた食中毒」のニュースが毎年流れます。
山菜に似た有毒植物が存在するのです。
下痢や嘔吐、最悪中毒死してしまうこともあります。
間違えやすいため、毎年山菜の時期になると「誤って食べて中毒になった」というニュースが流れます。
怪しいものは食べないに限ります。
灰汁(あく)抜きをする
スーパーで売っている水煮として売られているものは灰汁(あく)抜きされて売られています。
しかし、産直や頂き物は採れたてを売っているので灰汁を抜く必要があります。
えぐみを楽しむタラの芽やふきのとう、うどの穂先は灰汁を抜かなくてもそのまま食べられます。
しかし、えぐみのある山菜は子供たちは好まないことが多いです。
子どもたちも喜んで食べるタケノコやフキ、ワラビやぜんまいは灰汁を抜かなければなりません。
灰汁は米ぬかや重曹などを使って行います。
私も毎年あく抜きに必死です。
〇タケノコのあく抜き
堀りたて生タケノコ下ゆで、あくぬき保存 by ★カズママ★
〇細竹の子のあく抜きと保存方法
細竹の子の下処理と保存法
料理名:細竹の子の保存法
作者:ブルーボリジ
■材料(家族人分)
細竹の子 / あるだけ
■レシピを考えた人のコメント
笹竹、細筍、根曲がり竹とも呼ばれる細竹の子、新鮮なうちに調理が一番。沢山入手したら新鮮なうちに下茹でして保存がオススメです。
※細竹の子は保存していたものを開封したら早めに使い切りましょう。
〇フキのあく抜き
ふきの簡単な下処理(ポリ袋使用) by 中島ぽちぃ
〇ワラビ、ぜんまいのあく抜き
ゼンマイのあく抜き by 山菜レシピ集★紫桜館
レシピはぜんまいですがわらびも同様です。
重曹の量を間違えるとどんでもなくビチョビチョに柔らくなりますので気をつけましょう。
山菜は結構食べるのに手間がかかるのです・・・
塩抜きを忘れない
採りたてを売っている場合とそうでない場合があります。
山菜の保存方法の一つとして塩漬けにして産直で売られていたり、譲られたりもします。
しっかり日持ちさせようと塩を大量につかっているので、物凄いしょっぱいです。
なので、半日~1日は水に浸し水を数時間ごとに変えながら塩抜きをしなければなりません。
そのままではとても食べられないくらいのしょっぱさなので、大人は高血圧、子どもは塩中毒になり兼ねません。
私も数ヶ月前にやってしまいました・・・
いつも叔父がタケノコを水煮の状態でくれるのですが、2瓶中、1瓶は水煮でもう1瓶は塩漬けでした。
気づかず調理してしまいパニックになりました。
一度、下処理されたものを買った、もらったという場合はちょっとなめてみるといいかもしれませんね。
与えすぎないこと!!
下処理もOK!子供が食べやすい硬さ、大きさにしても食べすぎは良くないです。
山菜は食物繊維も豊富で消化も良くないです。
大人でも食べすぎて胃がもたれたり、便が緩くなったりします。
消化機能がまだ未熟な子どもであればなおさらです。
子どもが好きなタケノコは注意です!
タケノコは胃がもたれます。
そしてコリコリ、シャキシャキの食感が子供にはたまらないようで、うちの子たちも大好きでタケノコ争奪戦になります。
2歳の息子がタケノコにドハマりして、止めても止めても食べる食べる・・・
強制的に残りのタケノコの煮物をしまったのですが、翌日見事にお腹はゆるゆるになっていました。
美味しいと思ったら限度を知らないお年頃の子さんには量をしっかり決めなければいけません。
まとめ 子どもは山菜よりも季節の野菜
季節の食材を家族で楽しむことはとても良いことです。
私は幼少から山菜を食べる環境にありましたし、祖母と一緒に山に採りに行ったりもしました。
なので、「この時期にこれを食べる」という習慣がずっとありましたし、小さいながら「山菜採りに行かないの?」と春になると言っていました。
もちろん、私と同じような環境で育って、子育ても変わらぬ環境でしているママさんたちもたくさんいると思います。
そのままお子さんにも山菜に慣れ親しんでもらっていいと思います。
でもやはり栄養士さんは「山菜よりも小さいうちは普通のお野菜に慣れ親しんでもらいたい。」といっていました。
旬の食材、山菜ではありますが、普通の野菜にも旬があるので、季節の野菜に親しんでもらってからがいいかもしれませんね。
山菜好きのお子さんも良いですけど、野菜好き嫌いなくたくさん食べてくれる方が嬉しいですよね。