空前の大ブームを巻き起こしているタピオカですが、タピオカって子供は何歳くらいから食べられるようになるのでしょうか?
街を歩けば至るところにあるのがタピオカの専門店。
子供がいるところでタピオカドリンクを買って飲んでいると、「飲みたい!」とせがまれることって子育てしているとよくありますよね。
でも、子供にタピオカって食べさせても大丈夫なのでしょうか?
場合によっては喉に詰まらせてしまう危険性もあるかもしれない?
ということで今回は、
・タピオカって子供は何歳からなら食べさせてもいいの?
・タピオカにはアレルギー成分って含まれているの?
・タピオカが喉に詰まってしまったとき、どのように対処すればいいの?
ということについてご紹介していきたいと思います。
タピオカは子供に何歳から?
A.3歳くらいからが無難
もちもちとした食感が楽しいタピオカですが、見た目が真っ黒でなにからできているのかよく分からない分、子供には何歳くらいからなら食べさせてもいいものなのか悩みますよね。
タピオカの原材料のことを考えると、大体9~11ヶ月頃からなら食べられるとされています。
この頃は離乳食でいうとカミカミ期にあたり、柔らかく炊いたごはんや野菜が食べられる段階になっています。
タピオカの原材料はキャッサバというイモの一種で、 カルシウムや鉄、マグネシウムといった栄養素が豊富に含まれています。
ですので、食材についてもいろんなものが食べられるようになってきている時期なのでタピオカも食べて問題ないとされているのです。
ですが、9~11ヶ月頃といえばまだまだ歯は生え揃うまでいっていない子が大半です。
そんな状態の中であのもちもちとした食感のタピオカを食べさせるのは危険です。
ですから、しっかりと食べ物を噛んで食べられるようになる頃、つまり3歳くらいになるまではなるべく食べさせないようにした方がいいでしょうね。
タピオカのアレルギー成分
タピオカにはアレルギー成分って含まれているのでしょうか?
実は、タピオカには意外なアレルギー成分が含まれている可能性があるのです。
そのアレルギー成分というのは、なんと「イカ(甲殻類)」です!
「タピオカにイカなんて入ってたっけ?」と思ってしまいますが、タピオカのあの黒さはイカスミ色素が使われていることがあるんです。
タピオカはカラメル色素を使って黒くしていることの方が多いのですが、コンビニなどで売られているようなタピオカの場合はより黒さが出るということでイカスミ色素を使っていることが多いんだとか。
イカを食べてアレルギー反応を引き起こしてしまう人の大半は甲殻類アレルギーを持っています。
逆に言えば、甲殻類アレルギーを持っている人のうち数人に一人くらいの確率でイカやタコなどの軟体類でアレルギー反応を引き起こしてしまうことがあるのです。
ですから、甲殻類を食べてアレルギー反応を引き起こしてしまったことがあるという人は、タピオカを食べる前にイカスミ色素が使用されているものなのかどうかを確認する必要があります。
タピオカが喉に詰まる危険性と対処法
タピオカを食べるとき大半が、飲み物に入っているものをストローで吸い上げるという方法で口にすると思うんです。
飲み物を飲むために普通に吸い上げただけでも結構勢いよくタピオカが出てるので、大人の私たちでも喉に詰まらせかけたという経験をしたことがある人は少なくないでしょう。
それが子供となれば余計にそのリスクが高まります。
万が一、子供がタピオカを喉に詰まらせてしまったとき、どのように対処すればいいのでしょうか。
タピオカを喉に詰まらせたとき、食道に詰まっている場合と気管に詰まっている場合の2パターンが考えられます。
前者の場合は呼吸ができていることが大半ですので、とりあえず飲み物を飲ませて詰まっているタピオカを流し込ませるようにしてください。
後者の場合は呼吸が出来ずにむせこんでいる様子を見せるので、前傾姿勢を取らせて背中を強めに叩いてください。
それで詰まったタピオカが取れれば問題ないのですが、段々と顔色が悪くなってきたりといった異常を見せているようであれば速やかに救急に連絡するようにしましょう。
【まとめ】タピオカは甲殻類アレルギーがある人は注意が必要!
タピオカにイカの成分が含まれていることがあるとは意外な事実でしたね。
・タピオカは9~11ヶ月頃から食べさせられるが、安全性のことを考えると3歳頃までは食べさせない方がいい
・タピオカにはイカスミ色素が使われていることがあるので、甲殻類アレルギーがある人は気を付けなければならない
・子供がタピオカを喉に詰まってしまったときは、水を飲ませるか前傾姿勢を取らせて背中を強めに叩いて応急措置するのがベストな対処法
タピオカのもちもちとした食感は美味しいですが、子供にとっては危険な食べ物でもありますので十分に気を付けなければなりませんね。