「赤ちゃんにはターメリックライスやカレーは食べさせても大丈夫なのかしら?」
今回はそんな疑問にお答えしていきたいと思います。
【この記事の内容】
・赤ちゃんにターメリックライスやカレーはいつから?
・1歳の子供に使っていいスパイスとダメなスパイス
・【1歳の子供向け】スパイスを使ったおすすめレシピ
カレー専門店などに行くと、ライスは普段私たちが自宅で食べるような白米ではなくターメリックを使って色付けされている「ターメリックライス」で出てくることがあります。
「ライス」とは言え、ターメリックはスパイスの一種なので赤ちゃんに食べさせてもいいものかどうか悩まれるとおもいます。
ということで今回は、ターメリックライスやその他スパイスが食べられるようになるタイミングなどについてお答えしたいきたいと思います。
目次
赤ちゃんにターメリックライスやカレーはいつから?
消化器官がおとなと比べるとまだまだ未発達な赤ちゃんは、ターメリックライスやカレーはいつから食べさせてもよくなるのでしょうか?
ターメリックライスは1歳から
ターメリックライスが食べられるようになる年齢についてはあくまでも目安になりますが、大体1歳くらいからであれば食べさせても大丈夫でしょう。
1歳といえば、離乳食は完了期に移行してくる頃であり食材も大分色々なものが食べられるようになってくるタイミングです。
ターメリックライスを作るときに使われているターメリックはスパイスの一種ですが、生姜の仲間です。
ですから、皆さんが想像するような「スパイス」ほどは刺激はありません。
実際、スパイス料理大国であるインドではターメリックは赤ちゃんには生後半年くらいから食べさせるというくらいです。
ターメリックには消化を助けるはたらきがあるため、離乳食によく使われるんだとか。
ですが、日本の場合生後半年だと離乳食を始めたばかりでまだおかゆや基本的な野菜くらいしか食べさせていないタイミングなので、このくらいでターメリックライスを食べさせるというのは現実的ではありません。
ですから、離乳食が完了期に移行する頃である1歳くらいに解禁するのが良いでしょう。
カレーは1歳から
カレーについても、大体1歳頃からであれば食べさせても問題ないでしょう。
しかし、1歳くらいから食べさせるのであれば子供用のカレーにしましょう。
大人が食べているようなカレーは辛くて刺激が強すぎますからね。
子供用のカレーは大体1歳くらいから食べさせられるような味付けになっていますが、大抵パッケージに対象となる年齢が書かれていますから、あらかじめ確認してから食べさせるようにしましょうね。
1歳の子供に使っていいスパイスの種類
使ってもOKなスパイス
ひと口に「スパイス」と言っても様々ありますが、1歳の子供が食べる料理にに使っても大丈夫なスパイスがいくつかあるのでご紹介していきましょう。
生姜
一つ目は生姜です。
ターメリックをご紹介したときにも申しましたが、生姜には消化を助けるはたらきがあります。
ですから、便秘気味なお子さんなんかには特におすすめしたいスパイスのひとつです。
しかし、こどもに食べさせる際は必ず加熱したものを、ごく少量までにするようにしましょう。
にんにく
二つ目はにんにくです。
にんにくにはたんぱく質やミネラルといった必要不可欠となる栄養素が豊富に含まれています。
ですが、刺激が強めなこともあるのでこちらも風味付け程度にごく少量に留めるようにしましょう。
また、加熱したものであるということもお忘れ無く。
カレー粉
三つ目はカレー粉です。
離乳食の風味付け程度であれば使用しても構いません。
ですが、カレー粉には様々なスパイスが含まれていて刺激も強めですので使用料や頻度には十分に気を付けるようにしましょう。
牛乳や豆乳と合わせることで味がまろやかになるので、小さいお子さんにカレー粉を使うときはこの食べ方がおすすめですよ。
こしょう
四つ目はこしょうです。
こしょうを使用するときは調理途中に加え、加熱し、しっかりと混ぜ合わせてから食べさせるようにしましょう。
食べさせる直前に振り掛けるだけというのは、味付け的にも刺激が強すぎますのでやめておいた方がいいでしょう。
量については、こちらも例に漏れずごく少量に留めるようにしましょう。
使ってはいけないスパイス
では逆に、1歳くらいのこどもが食べる料理に使っては行けないスパイスにはどのようなものがあるのでしょうか。
唐辛子
一つ目は唐辛子です。
唐辛子はおとなでも苦手な人が一定数いるくらい、とても刺激の強いスパイスです。
ごく少量であっても、まだまだ消化器官が未発達な1歳のこどもには刺激が強すぎます。
下痢や嘔吐を引き起こしてしまう危険性がありますからね。
早くても小学生くらいまでは、なるべく食べさせないようにした方がいいでしょう。
からし
二つ目はからしです。
からしも唐辛子と同様、かなり刺激の強いスパイスなので食べさせる量に関係なく1歳くらいのこどもには食べさせない方がいいです。
こちらも同じく、小学生くらいまでは食べさせないことをおすすめします。
マスタード
三つ目はマスタードです。
マスタードは先に挙げた唐辛子やからしと比べればまだマイルドな味わいなような気がしますが、それでもやはり1歳くらいのこどもにとっては十分刺激の強いスパイスです。
こちらも同様に、小学生くらいまでは食べさせるのをやめておいた方がいいでしょう。
また、マスタードの中にははちみつが含まれているハニーマスタードなんかもあります。
1歳以下ははちみつを食べさせてはいけないので、間違っても口にしてしまわないように、手の届かないところに置いておくように注意しましょう。
【1歳のこども向け】スパイスを使ったおすすめレシピ
最後に、スパイスを使った1歳のこどもでも食べられる料理のレシピをご紹介したいと思います。
豚のしょうが焼き
生姜を使ったレシピの定番、豚のしょうが焼きです。
おとなが食べる料理から取り分けての調理なので、手間が掛からず作れるのも嬉しいですね。
麻婆豆腐
こちらは生姜とにんにく使ったレシピです。
麻婆豆腐と言えば辛い食べ物の代表格ですが、こちらのレシピでは豆板醤は使わずその分甜麺醤を多めにいれているので甘めな仕上がりになっています。
タンドリーチキン
こちらはカレー粉を使ったレシピです。
タンドリーチキンを作る際には、カレー粉とヨーグルトを混ぜ合わせたベースの液にチキンを漬け込むので、大分マイルドな味わいになっています。
そのため、1歳のこどもでも食べやすい味付けになっているというわけなんです。
我が家の息子も、タンドリーチキンは大好物でよく「作って!」とおねだりされますよ!
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【まとめ】ターメリックライスやカレーは1歳から
スパイスのなかには1歳のこどもでも口にして大丈夫なものが、案外たくさんあるんですね。
しかし、食べさせ過ぎるとやはり消化器官に刺激を与えてしまうというリスクはありますから、容量は守りつつ食べさせてあげるようにしましょうね。