「離乳食に粉チーズはいつから使っていいんだろう?」
「使う場合の注意点とかあるのかな?」
この記事はそんな疑問を抱えているママさんに向けて書いています。
粉チーズといえば、パスタやサラダ、グラタンなどにかけて食べますよね。
コクと旨味を出すために様々な料理にプラスしている方もいると思います。
形状も粉状ですし、離乳食に取り入れやすそうですがいつから使ってよいのでしょうか。
与えてよい時期と離乳食に取り入れる場合の注意点についてお伝えします。
目次
離乳食の粉チーズはいつから?
7~8ヶ月頃から食べることができます。
しかし、粉チーズの原料は「乳」ですので、アレルギーに気を付けなくてはなりません。
初めて与えるさいは少量から始めると良いでしょう。
また、塩も含まれていますので、塩分にも気を付ける必要があります。
粉チーズは7~8ヶ月から食べることができますが、チーズの種類で食べられる月齢が変わってきますので粉チーズが食べれるから他のチーズも大丈夫というわけではありません。
固形のベビーチーズなどは離乳食後期1歳前後の咀嚼力が強くなってきてからにしましょう。
離乳食の粉チーズの食べさせ方と注意点
では、粉チーズが食べられるといえども、どのようにして食べさせていけば良いのでしょうか?
量はどのくらい?
小さじ1/3くらいを推奨します。
これでは、粉チーズを食べた気になりませんが、気を付けるべき点は「塩分」です。
7~8ヶ月の1日の塩分摂取量は0.3g/日です。
粉チーズの塩分量は小さじ1杯あたり0.1~0.3gといわれています。
つまり、粉チーズを小さじ1杯入れてしまうと1日の塩分摂取量に到達してしまいます。
1食に7倍粥、汁物、おかずという形で離乳食を与えるわけですので、粉チーズの塩分にはかなりの注意が必要となりますし、この時期辺りから離乳食も1日2回になっていきます。
粉チーズを味わうとよりはちょっと風味付けのつもりで使うのが良いと思います。
加熱はした方がいい?
加熱しなくても大丈夫です。
心配な方は初めはスープなどに入れて加熱して使うと良いかもしれませんね。
また粉チーズは長期にわたり冷蔵庫で保存が可能ですが、抵抗力の弱いお子さんに与える際は賞味期限はもちろん、開封してまだ間もない状態のものを使うようにしましょう。
おすすめの粉チーズメーカー
粉チーズというと頻繁に使うものではないですよね?
私のオススメは「雪印メグミルク 粉チーズ マイルド」です。
内容量50gで290円くらいで買うことができます。
「雪印メグミルク 粉チーズ マイルド」は量が少なく、その分値段も安いので使っています。
また、蓋を取り外せるので計量もしやすいです。
粉チーズの香りが強い商品もありますが、こちらの商品は香りもマイルドなので、様々な料理に使いやすいですのでオススメです。
粉チーズでカルシウム補給も!
粉チーズとカルシウムは全くピンと来ないと思いますが、牛乳よりも体に吸収しやすいという研究結果も出ています。
粉チーズのカルシウム含有量は牛乳の10倍以上。
想像以上に豊富なカルシウムが吸収されやすいリン酸カルシウムが含まれています。
離乳期のカルシウムの摂取は粉ミルクや母乳がメインであとは魚や野菜からの摂取になりますが、離乳食を食べると授乳回数がその分減ってしまいます。
つまり、授乳回数が減るとカルシウムの摂取も減ってしまうということになります。
粉チーズたまの離乳食にプラスでお子さんの成長の手助けになります。
旨味で子どもの味覚を育てよう
赤ちゃんの味覚は6ケ月頃から発達していくと言われています。
味覚のうちで赤ちゃんが好むものが「甘味」と「旨味」。
粉チーズをはじめチーズには旨味成分の「グルタミン酸」が豊富に含まれていて、この成分は母乳にも含まれています。
離乳中期はモグモグ期、お肉や乳製品も食べられる時期になり、食べられる食材や量も増えますが味付けは基本的にしません。
味付けをあえてするとなると出汁や野菜スープでの味付けとなります。
その際に粉チーズをひとつまみプラスするだけで旨味がアップします。
旨味があると「おいしい」と感じることができます。
離乳食が美味しいと食べたいという気持ちが育ちます。
「三つ子の魂百まで」の言葉通り、3歳までの味覚で一生の味覚が決まるといわれていますので、おいしい離乳食作りに粉チーズは役立てることができそうですね!