子連れで回転寿司に行く機会が多いご家庭も多いと思います。
我が家も、子どもたちがお寿司大好きなので「外食」となると回転寿司になることが多々あります。
幼稚園くらいの年齢になるとサーモンやまぐろを食べるお子さんもいます。
しかし、問題は赤ちゃんです。
納豆巻きや玉子などは離乳食完了期くらいになると赤ちゃんでもお寿司でも食べられます。
今回はお刺身よりも食べやすい「ネギトロ」はいつから赤ちゃんに与えていいのか解説していきたいと思います。
またアレルギーや食べさせるコツなどもお教えします。
目次
赤ちゃんにネギトロはいつから?
A.目安は3歳頃から
基本的にネギトロやお刺身などの「生もの」は離乳食完了していても食べさせてはいけません。
お刺身に比べてネギトロは噛む力が弱い赤ちゃんでも食べられそうな気がしますが・・・
~引用元~
一般社団法人 母子栄養協会 https://boshieiyou.org/itsukara_osasimi
母子栄養協会のHPでは体力がついてきた2~3歳くらい、もしくは嚙み合わせが完成する3歳頃から少しくらいの量から始めることを推奨しています。
一方で3歳からと決めなくても離乳食が完了した1歳半くらいから新鮮なものなら少量与えることを考えてもいいでしょうとあります。
その際は表面をあぶればなお良いようです。
こればっかりは親の責任となってしまいます。
慎重なご家庭ですと、5歳くらいまで食べさせていないというところもあります。
我が家は3歳を目途にしています。
しかし、我が家はお兄ちゃんたちがお刺身を食べているので2歳の息子が「たべたい・・・」と言ったのですが、「これね、美味しくない!」と嘘をついて我慢してもらっています(笑)
納豆巻きやカッパ巻きを食べてもらっています。
(うちの子は卵アレルギーなので・・・)
1歳の娘は納豆巻きと茶碗蒸しを回転寿司で食べています。
外食の際は離乳食が完了していても与えるのは避けましょう。
ご家庭でネギトロを加熱して食べさせることは問題ありません!
ネギトロのアレルギー成分は?
離乳食中期頃からネギトロの元でもある「マグロ」を加熱して食べさせているのでアレルギーは大丈夫!と思っているママも多いと思います。
マグロ自体にはアレルギー反応はないですが、注意したいことが2点あります。
ヒスタミン中毒
「ヒスジニン」というアミノ酸を多く含む赤身魚(マグロ、サバ、イワシ、ブリ、サンマ等)が保管方法や不適切な処理が原因でヒスタミンが生成されます。
~引用元~ 消費者庁HP
ヒスタミンは加熱調理しても滅菌が不可能です。
ヒスタミンが生成されたネギトロを加熱して食べても下痢や嘔吐を伴う食中毒を起こしてしまいます。
加熱調理するとしても新鮮なものを使うこと!
また、ヒスタミンが含まれているものは口に入れたときに唇や舌先に刺激があるようです。
購入して日が経っている、異変に気付いた際は食べずに処分しましょう。
ネギトロの油脂
ネギトロはまろやかさや日持ち、味付けのためにマグロ以外の油脂を使っていることがあるようです。
各メーカーによっても違うようですが、動物性油脂や植物性油脂を使っているんだそうです。
~引用元~ マルコ水産株式会社HP
マグロが大丈夫でも思わぬ形でアレルギー食品が使われているのですね。
私もこのマルコ水産のHPを拝見するまでは知りませんでした。
しかし、各メーカーによって何を使っているのかもバラバラなようです。
購入の際は過信せず、食品表示をしっかりみましょうね。
ネギトロは鮮度と油脂の種類に注意が必要です。
赤ちゃんにネギトロを食べさせるコツ
鮮度と油脂に気を付けてネギトロをどのように食べさせたら良いのでしょうか?
ネギトロといえばお寿司屋や海鮮丼のイメージが強いです。
お魚は切り身を使ってほぐしたり、ツナ缶を使ったり、お刺身を取り分けて煮込んでみたりと離乳期のお子さんをお持ちのママたちは日々、離乳食メニューに奮闘しているわけです。
しかし、お肉の場合ってどうですか?
豚小間切れ肉や鶏むね肉、もも肉、ささみなどを使うより、挽肉の方がパクパク食べてくれたりしませんか?
つまり、ネギトロも挽肉同様の使い方をすれば簡単なのです!
ネギトロバーグ
赤ちゃんだけでなく、お魚嫌いなお子さんも食べてくれそうです。
また、残りもお弁当のおかずにもピッタリ。
ネギトロに油脂が含まれているので、お魚特有のパサパサ感は気になりません。
ネギトロでハンバーグ by 比☆心
ネギトロそぼろ丼
料理名:マグロそぼろごはん
作者:さといもの母
■材料(1人分)
マグロ(ねぎとろ用) / 大さじ2
青ねぎ(小口切りにする) / 1本
ごま油 / 小さじ1
砂糖・しょうゆ / 各小さじ1/2
水 / 大さじ2
片栗粉 / 適量
ごま / お好みで
ごはん / お好みの量で
■レシピを考えた人のコメント
大人でもおいしいよ!
鮭フレークより塩分控えめになります。
レシピは幼児食としてなので、もう少し砂糖・しょうゆを気持ち少なくてもOKです。
家族がネギトロを食べる際に、赤ちゃんにはネギトロハンバーグやそぼろ丼にしてあげると良いですね。
また、マグロを食べていてもネギトロの油脂の関係もあるので、アレルギーが心配な時は初ネギトロの際は少量ずつ与えてくださいね。
まとめ 生のネギトロはもう少しあと
離乳初期、中期、後期はもちろん生ものを与えてはいけないとママも承知です。
でも完了期や完了してしまうと「食べさせてあげたい!」「欲しがっている」と思うと与えたくもなります。
でもまだ加熱で我慢しましょう。
確かに周りでも「もううちの子お刺身食べたよ!」と聞いてしまうと『えっ。んじゃうちも食べさせよう』と思うと思いますが、食べさせて万が一お腹を壊したり吐いてしまったら今度は『食べさせるんじゃなかった・・・』と後悔が襲ってきます。
ご家庭で「〇歳から」とルールを決めるといいかもしれません。
私も文句を言われようがルールを勝手に作りました。
嫁ぎ先は沿岸、義父は漁師。
お食い初めも生もの、長男が1歳過ぎたら勝手に塩ウニとか食べさせられ・・・
お食い初めの時は下痢はなかったのですが、塩ウニは義父も義母もすごい食べさせてくれたようです。
塩分多可で水分もいつも以上に欲しがり・・・
水様便がしばらく続きました。
「生ものは〇歳から!」と独裁的にルールを姑に告げて文句は言われましたが、孫が食べたもので下痢をしたことを言ったら渋々納得してくれました。
赤ちゃんの体力と消化機能がちゃんとしていないうちに与えてしまうと、赤ちゃんが辛い目にあります。
焦らずにネギトロをはじめ生ものを進めていきましょう。